療法食とは、特定の病気の治療または予防、病気の後の療養を目的に特別に栄養バランスを調整されたフードのことです。病気によっては、わんちゃん猫ちゃんも治療のために食事管理が必要になり、症状を悪化させる栄養素を減らしたり、治療に効果のある栄養素を増やしたりします。例えば、慢性腎臓病では腎臓に負担をかけるリンやナトリウムの量を少なくし、病気の進行度合いによってはたんぱく質を制限します。尿路結石症では、できてしまった結石を溶解させるフードや、尿のpHバランスを整えるフードがあります。療法食は薬ではありませんが、必ず病院で診察を受け、獣医師がすすめるフードを与えてください。療法食以外のフードやおやつを与えてしまうとせっかく調整された栄養バランスが崩れてしまうので、療法食以外は与えないようにしましょう。また、将来療法食が必要になる日がくるかもしれないので、小さい頃から好き嫌いなくどんなフードでも食べれるようにしておくことも大切です!