外科手術の動物病院、品川荏原どうぶつ病院です。
当院では日々、数多くの手術を行っており
プライバシーに配慮した上で、
動物や生き物への理解、知識の共有、ならびに医療の透明性を目的とし、
医療情報を定期的に公開してまいります。
ご理解賜りますようお願い申し上げます。
潜在精巣手術とは？
潜在精巣（停留精巣）は、犬や猫の精巣が正常に陰嚢に降りてこない状態を指します。通常、精巣は子犬や子猫の成長過程で自然に降りてくるものですが、潜在精巣の場合は腹部や鼠径部に残ったままになります。この状態は健康リスクが高いため、手術による摘出が推奨されます。
なぜ潜在精巣が問題になるのか？
潜在精巣は、以下の理由で問題となります。
- 腫瘍のリスク増加
降りてこない精巣は通常の精巣に比べて腫瘍の発生率が高く、放置すると悪性腫瘍に進行する可能性があります。これにより、命に関わる重大な健康問題を引き起こす恐れがあります。 - ホルモンバランスの乱れ
精巣が正常に機能しない場合、ホルモンのバランスが崩れ、攻撃性やその他の行動問題を引き起こすことがあります。 - 不妊処置の不完全性
潜在精巣を持つ犬や猫は不妊手術を受けていない場合、正常な精巣が残っていると繁殖可能です。これにより、予期せぬ繁殖が起こる可能性があるため、摘出が重要です。
以下、閲覧注意を含みます。
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【症例】潜在精巣オペ
