M ダックス 椎間板ヘルニア 6歳 段差を上がらなくなったを主訴に来院後肢反射が低下 椎間板ヘルニアが考えられるため、MRI撮影を行いました。胸椎13番目と腰椎1番目に椎間板物質の突出が認められ、脊髄神経(黄色い矢印:薄い灰色)の圧迫が認められました。脊髄神経の周りの白い部分は髄液です。椎間板物質の突出しているとこは髄液が遮断されるため一部白い部分がなくなってるのがわかります。左が頭右が尾側です。

右側片側椎弓切除術を行いました。椎体の一部を整形外科のドリルで穴をあけ、脊髄神経を圧迫している部分を取り除きました。

これが椎間板物質です。こんな小さな軟らかい物質が神経を圧迫するだけで歩けなくなってしまいます。MRIで神経の状態、また神経の腫瘍によって後肢麻痺がおこってないか確認して手術を行います。

元気に歩けるようになりました。

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